アメリカ原油在庫増加の見方は
2020年4月23日(木)Newsモーニングサテライト
野村グループ 草田裕紀さん
アメリカ原油在庫増加の見方は
先週の発表に続き1500万バレルの原油在庫の増加が確認されました。原油の貯蔵の稼働率を見ると、全米では6割ほどですが、先日、5月物がマイナス圏に突入したWTI先物の主要な受け渡し場所であるオクラホマ州クッシング地区の貯蔵施設は稼働率が急上昇し、8割に近づいています。したがって、WTI先物は限月交代が近づくと、値動きが荒くなる可能性があるとみています。
ただ、ガソリン消費の動向を見ると、先週から小幅ですが持ち直しが見られます。本日、ムニューシン財務長官は原油価格は8月までに1バレル30ドルに達するだろうと発言、また、トランプ大統領も一部の州では経済活動が安全に再開していると強調しました。エネルギー株は直近の原油急落時も相対的に堅調で、経済再開による需要持ち直しのタイミングをどう見るかが最大のポイントといえそうです。
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