今後の相場 方向性は?
2020年4月16日(木)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん
今後の相場 方向性は?
今週に入って相場の潮目が変わったと感じています。主力大型株で構成されるS&P500指数と中小型株のラッセル2000のパフォーマンスを比較すると、2月半ばから3月半ばまでは一貫して主力大型株優位、そこから先週までは相対的に中小型株優位でした。これは新型コロナウイルスの感染拡大ペースと重なっています。感染拡大が加速した期間は安心感がある主力大型株が相対的に底堅さを見せ、感染拡大が鈍化すると、売られすぎたレジャー、消費株など中小型株の買い戻しが起きました。現在は第3の局面、すなわち主力大型株が再び買われる局面に入ったとみています。
今後の注目点が経済活動の再開時期にシフトしたことで、投資家がウイルスにより実体経済や企業業績がどれだけダメージを受けたか、どの程度で復活するかを測定しようとし始めたためです。その点で、今週始まった決算は打ってつけの材料で、例えば、主力大型株の多くを占めるIT株は業績の下方修正率が全体よりも緩やかなため、ダメージの浅い企業が多く、物色が集まりやすいと考えられます。
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