機関投資家の株式保有は?
2020年5月20日(水)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん
機関投資家の株式保有は?
セクター別で最も保有比率が増えたのが情報技術とヘルスケアで、この両セクターの人気が高いと改めて感じました。実は10-12月期の保有状況でも最も比率を増やしたのが情報技術とヘルスケアでした。12月時点ではリスクオン、3月はリスクオフと相場環境が一変したにもかかわらず、物色の矛先が変わっていないのは興味深いことだと思いました。
この両セクターが上位を占めるもう一つのデータがあります。それは1-3月期決算のサプライズ比率です。売上と利益が市場予想を上回った銘柄の比率を示すものですが、1位はヘルスケア、2位は情報技術でした。新型コロナウイルスによる景気不透明感が高まる中でしたが、ヘルスケアは景気耐性が強いこと、情報技術は巣ごもり消費やテレワークといった追い風を受けたことが背景にあります。思い返せば、昨年12月は高値警戒感が市場を覆っていました。業績に安定感がある企業を求めるといったトレンドは当時から一貫して変わっておらず、それが情報技術とヘルスケア株への物色につながっているということでしょう。
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