アメリカ住宅建設セクターに注目
2020年5月27日(水)Newsモーニングサテライト
ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん
アメリカ住宅建設セクターに注目
住宅建設セクターが面白いと思います。歴史的に見れば、住宅はこれまでのほとんどのリセッションの原因となってきたと同時に、この住宅市場を回復させることが経済の回復につながっていきました。今回は違って、住宅はリセッションの原因ではないんですけれども、同じなのは住宅市場への刺激が経済の回復につながるということです。アメリカの中古住宅の在庫の推移は足元では歴史的な低水準となっています。需給バランスが良くなっていて、消費者のマインドが少しでも改善するだけで、住宅市場は敏感に反応するはずだと思います。
住宅を取得する能力があるかどうかを示す指数は、今回、金利が一気に引き下げられたことで、住宅を買う余裕はおよそ4年ぶりの水準に上昇しています。これまでリセッションといえば、住宅建設セクターへの投資は避けられてきましたけれども、最近の住宅建設メーカーは借金も在庫も少なくなってきています。この歴史にとらわれ過ぎていると、このような投資のチャンスを逃す可能性があると思います。
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