堀古流 これからの投資戦略
2020年5月13日(水)Newsモーニングサテライト
ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん
堀古流 これからの投資戦略
バランスシートと新型コロナの業績への影響に基づいて5つのグループに分けて考えてみるべきと思います。第一はバランスシートもよく、むしろコロナの影響が業績にプラスに働いているグループです。アマゾン、ネットフリックス、必需品などで、すでに高値を更新している銘柄が多く、ここからのリターンは限定的と思われます。ただ、二番底があった場合は狙い目かと思います。第二はバランスシートは良いのだけれども、コロナの影響が避けられないグループです。アップルや広告収入が減少するグーグル、フェイスブックなどが挙げられますけれども、この辺もすでに高値に近づいてきています。
第三のグループはバランスシートは良いとは言えず△で、コロナの影響も受けていて、すでに市場が怖がっていて、だからこそ中長期的に見て割安でリターンが期待できるグループです。半導体、金融、住宅建設などが挙げられます。第四のグループはバランスシートは同じく△ですけれども、コロナの影響が大きすぎて、航空、ホテル、クルーズは現時点では生き残れるかどうかというリスクがかなりあると思います。有効なワクチンが開発されたり、普及などの状況になれば、もっとも上昇率が高くなるとみられますけれども、現時点ではまだまだ怖いグループだと思います。最後に投資を避けるべきは第五なんですけれども、エネルギー、商業不動産のセクターです。今回、多くの企業が苦境を乗り切るのは難しいのではとみています。
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