株価上昇も警戒続く
2020年5月1日(金)Newsモーニングサテライト
野村グループ 田部井智春さん
株価上昇も警戒続く
新型コロナウイルスの治療薬への期待や各国中央銀行の大規模な資金供給もあり、S&P500指数は4月におよそ13%上昇しましたが、12カ月先の予想EPSをベースにしたPERは本日時点で約22倍程度と割高といわざるを得ない水準です。
米企業が例えば、年内にもV字回復する見込みが立つのであれば、割高なPERへの警戒感が高まることなく、株価はさらに上昇する可能性もあります。しかし、実体経済の減速度合いを見る限り、米企業の回復はV字ではなく、U字ないしはL字に近い形状になるとみています。新たなリスクが顕在化した時には株安に振れる可能性が高まっている状況であり、ここから先の株価の戻りを追うには注意が必要だと思います。
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