米中貿易摩擦が再燃
2020年5月8日(金)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大塚祐貴さん
米中貿易摩擦が再燃
トランプ大統領が新型コロナウイルス感染拡大の原因は中国にあるとして、報復措置を検討していますが、コロナ関連以外にも米中の貿易をめぐって新たな動きが出てきています。アメリカの商務省は先月28日、中国、ロシア、ベネズエラに対してアメリカ企業が特定の製品を販売する際、商務省の許可を求める輸出管理の強化を発表しました。軍事目的で使用されるのを防ぐためで、半導体製造装置などが対象となっています。
ラムリサーチなどアメリカの半導体製造装置メーカー大手では地域別売上高に占める中国の比率が2割から3割になっています。ラムリサーチはこの新たな規制が適用されれば、国外の売上高に重大な悪影響を及ぼす可能性があると警鐘を鳴らしています。米中の対立はすでにコロナによって業績が悪化した企業が政治によってさらなる打撃を受ける展開を呼ぶ可能性があり、注意が必要とみています。
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