アメリカ小売決算にサプライズ
2020年5月22日(金)Newsモーニングサテライト
野村グループ 田部井智春さん
アメリカ小売決算の傾向は?
大型ディスカウント小売りを中心に買いだめ需要などで既存店売上高が堅調となったほか、各社ともオンライン販売の好調が目立つ内容となりました。マージンの低い食品や生活必需品が売上の大半を占めたこと。また、感染拡大に伴う手当の支払や安全衛生対策など新型コロナ対策費用の増加が企業利益の重石となる格好になっています。
アメリカ小売決算にサプライズ
最もサプライズとなったのはカー用品店の既存店売上高が第2四半期の4月以降でプラスとなったことです。これは感染の懸念から外出の際、公共の交通機関ではなく、個人的な移動手段を好む傾向があるためではないかと考えています。アメリカ各地で段階的な外出規制の緩和が進む中、気温が上がって、移動機会が増えることや足元のガソリン価格低下も後押しし、カー用品店への追い風が続くのではないかと考えています。
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