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アメリカ IPOに復活の兆しか

2020年6月16日(火)Newsモーニングサテライト

SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大塚祐貴さん

アメリカ IPOに復活の兆しか
新型コロナの感染拡大に伴う市場の混乱で、IPOを延期する企業が相次いでいましたが、6月に入って、アメリカ企業12社が新規上場しました。レコード会社大手のワーナーミュージックグループやマーケティング向けのデータ分析会社、ズームインフォテクノロジーなどの大型IPOは足元の株価がいずれも公開価格を大きく上回っています。今週はバイオ医薬品の利用権に投資するロイヤルティファーマが今年最大規模となるIPOを予定しています。
IPOから2年以内の銘柄を集めたルネサンスIPO ETFのパフォーマンスはすでにコロナショック以前の高値も更新しています。新型コロナのワクチンを開発するモデルナやビデオ会議のズームビデオなどが牽引した形です。好調なIPO銘柄のパフォーマンスを背景に今後も新型コロナ後の世界で成長が期待される銘柄に資金が集中することが考えられます。結果として、コロナの第2波懸念で市場全体が軟調となる中でも、ナスダックのようなクロース株優位の相場が続く可能性があると考えています。

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