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第2波の懸念にマーケットは?

2020年6月19日(金)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん

第2波の懸念にマーケットは?
感染第1波と現在で最も異なるのは信用不安の状況です。新型コロナによる経済への悪影響は企業活動の停止や失業者の増加、原油安など様々な形で現れましたが、それらの行きつく先はすべて信用不安でした。しかし、その後、金融、財政両面で政策が打ち出されたことで、信用不安が抑えられ、この状況は今もなお続いています。そのことは足元で少し上昇しているとはいえ、依然として低水準にとどまっているクレジットデフォルトスワップなどで確認できます。そして、FRBのパウエル議長が17日の議会証言で現行の金融緩和を続けると述べるとともに、議会に対して財政政策の延長を要請しました。仮に感染第2波がやってきたとしても、政府とFRBがなんとかしてくれるという安心感が広がっており、3月のように信用不安が高まる可能性は低いと考えます。
現在の消費動向はすでにコロナと共存する形への変化しつつあります。日本と同じようにアメリカでも住宅は都市部から郊外へ、旅行は海外から国内へと形を変得て消費活動が行われています。感染第2波がこれを完全に壊すのは不可能です。そして、消費活動の原資として資金が必要ですが、それは財政政策を通じて供給されているわけですから、この点も問題ないと考えています。

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