アメリカ決算発表 中盤迎える
2020年7月31日(金)Newsモーニングサテライト
野村グループ 田部井智春さん
アメリカ決算発表 中盤迎える
ここまでS&P500指数採用企業の半数以上が決算発表を終え、そのうち8割以上が予想を上回る決算を発表しました。ただ、新型コロナの影響による業績悪化懸念を背景に、市場予想自体がかなり低下していたほか、売り上げが減少するなどしても、人件費の削減といったコスト抑制によって利益を上げた企業が多くみられています。
半導体やクラウド関連は多くの企業で在宅勤務措置の長期化が市場予想以上に業績を押し上げていることが確認できたほか、良好な見通しが示されました。新型コロナが業績の追い風となる企業と反対に向かい風となる企業の二極化が鮮明になり始めた印象があります。FRBのゼロ金利政策や無制限の量的緩和政策を背景に、株高が継続するというのが基本線として考えられますが、経済の早期回復期待に支えられた株高であることから、雇用の回復ペースが想定よりも鈍化していることには注意が必要と考えています。
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