半導体業界の堅調は続くか
2020年7月8日(水)Newsモーニングサテライト
米国みずほ証券 川尻賢弥さん
半導体業界の堅調は続くか
SIA米国半導体工業会が3日に発表した5月の半導体売上高は350億ドルと市場の予想を上回り、1年前と比べて5.8%増えました。前の年の実績を4ヶ月連続で上回っていて、新型コロナの感染が拡大する中でも半導体市場は堅調といえます。今週、フィラデルフィア半導体指数は最高値を更新し、株式相場全体の回復を牽引したセクターの一つとなっています。
半導体売上高が市場予想ほど悪化せず、業界が回復局面に移行しつつあるという前向きな見方ができる一方、新型コロナによる先行きの不透明感が依然残ることから、慎重に見る必要もあるとの声もあります。見通しを立てるのが難しいことから、今月後半に本格化する決算発表でも、各社が発表する実績や見通しと市場の予想が乖離しやすい状況だと考えています。株価の値動きがやや大きくなる可能性があり、注意が必要とみています。
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