SPAC活用の上場に注目
2020年7月16日(木)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大塚祐貴さん
SPAC活用の上場に注目
SPACとは事業を行わず、未公開企業を買収することだけを目的にした器のような役割の会社で、最近の事例としては新興の電動トラックメーカーの二コラがあります。2018年にナスダックに上場したSPACが今年、二コラを合併する形で二コラが上場を果たしました。二コラにとってはより時間やコストの負担が少ない形で上場できるメリットがあったとみられます。
SPACによるIPOは取引所が2017年にSPACの上場ルールを緩和したことなどを受けて、増加傾向にありましたが、特に今年は新型コロナの影響で、市場のボラティリティが高まり、未公開企業がリスクを減らして上場する方法を模索していることが追い風になっているようです。一方で、SPACによる資金調達額はリーマンショック前の2007年にも急増していたことから、特に新興テクノロジー企業に対する過熱感を示唆している可能性もあり警戒が必要です。
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