ファイザーの株価上昇
2020年7月29日(水)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大関千尋さん
ファイザーの株価上昇
売上高と調整後の1株利益が市場予想を上回ったほか、7-9月期以降に外来診療や待機手術の再開などが見込まれるとして、通期の業績見通しを上方修正しました。また、前日にドイツのヴィヨンテックと共同開発するワクチン候補について3万人を対象にした最終段階の臨床試験を開始したことも好感されています。
地検者に対し、3週間の間隔を開けて、2回ワクチンを投与するとみられています。その後も経過を観察するため、何かしらの進捗が明らかになるのは8月末以降になると思われます。早ければ10月にもFDAへ緊急使用許可を申請し、承認されれば、アメリカ政府が1億回分のワクチンをおよそ20億ドルで購入する予定です。当局は緊急使用許可に厳格な姿勢で、今回の結果が明らかになるまで、過度に楽観はできないものの、開発の進展は株価を後押しし、市場全体のセンチメント改善にも寄与しそうです。
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