アメリカ住宅市場の先行きは?
2020年8月25日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
アメリカ住宅市場の先行きは?
7月の中古住宅販売件数は前の月と比べて24.7%増と2カ月連続で大幅な増加となりました。また、住宅関連業者の景況感を示す8月のNAHB住宅市場指数も78と統計開始からの35年で最も高い水準となっています。足元の需要は地方や郊外が中心で、コロナによる店舗の閉鎖やテレワークの長期化で大都市離れ、郊外移住が進んでいるとみています。
足元の急回復は3-4月のロックダウンにより不動産の売買が強制的に止められていたことの反動とコロナによるライフスタイルの調整が理由です。ミシガン大学消費者信頼感指数でも家計の住宅購入意欲が停滞しているほか、住宅ローンの申請件数も新規購入分は6月以降横ばいです。また、FRBの7月の調査では金融機関が住宅ローンの貸出基準を急激に引き締めています。住宅市場のV字回復は続かないとみられ、FRBは慎重姿勢を継続、長期的にゼロ金利政策を続けると考えています。
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