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弱気相場 幕を下ろす

2020年8月20日(木)Newsモーニングサテライト

ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん

弱気相場 幕を下ろす
アメリカでは一般に高値から20%以上下落すると弱気相場と定義されます。今回を除いて過去50年でS&P500指数の弱気相場は6回ありました。平均日数は557日ですけれども、今回は2月下旬からの33日間と最も短い弱気相場となりました。過去の弱気相場は1987年のブラックマンデーを除いて、すべてバランスシート調整によるものでした。何年も先の需要を先食いし、借金が膨れ上がっていたので、調整回復に何年もかかりました。今回はコロナさえ去れば、解決するという点で根本的に異なります。

米株 上昇続く?
近年はコンピュータでの取引が市場の大半を占めているため、下落も上昇も速くなっているという側面もあったとみられます。今回、FRBはあたかもバランスシート調整があったかのような金融政策で対応していますので、超低金利は少なくとも2022年末までは継続する見通しです。株式市場にとっては非常に恵まれた環境で、S&P500指数は大統領選挙後に向けて3800近くを目指すのではないかとみています。

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