アメリカ経済に回復の兆しか
2020年8月12日(水)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大関千尋さん
アメリカ経済に回復の兆しか
アメリカ経済本格回復の兆しを織り込む動きだとみています。中小型株指数と知られるラッセル2000は国内の新型コロナ新規感染の鈍化や追加の経済対策への期待を背景に足もとでS&P500を上回る上昇率となっています。実際に今日、発表された中小企業の景況感を示すNFIB中小企業楽観指数は前の月に比べ低下したものの、項目別でみると設備投資や信用状況が小幅に改善しており、経営状況の悪化を回避できていることが示されました。
国内経済の先行指標とされるダウ輸送株指数についても航空株主導で上昇しています。国務省が海外渡航の中止を解除したほか、航空業界へ追加支援が行われるとの期待も追い風となりました。加えてTSAアメリカ運輸保安局のデータでは先週の日曜日に国内の空港で手荷物検査を受けた人の数が3月中旬の水準まで回復したことが明らかになりました。期待だけではなく、実体経済の回復の兆しを伴っている点に注目しています。
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