ダウ銘柄入れ替えの影響
2020年8月26日(水)Newsモーニングサテライト
マキシム・グループ 久野誠太郎さん
ダウ銘柄入れ替えの影響
エクソンモービルに代わってクラウドサービスのセールスフォースドットコムが採用されます。アップルの株式分割で株価が4分の1になることからダウ指数に占める情報技術セクターの比率が低下するのを穴埋めすることになります。また、構成銘柄間の重複を解消するために、医薬品のメルクと同種のファイザーに代わって、バイオテクノロジーのアムジェンが、航空宇宙防衛のボーイングと重なるレイセオンテクノロジーズに代わって、資本財複合企業のハネウェルが加わります。新たな業種を加えて、構成銘柄の多様化を図り、アメリカ経済の現在をよりよく反映することになります。
入れ替えの銘柄を比較すると、除外される3銘柄は株価が下位3分の1に入り、採用される3銘柄は上位に加わります。構成銘柄の株価が1ドル上昇することで、ダウ指数には同じだけ寄与するため、株価の大きな値がさ株が指数に与える影響が必然的に大きくなります。計算に使用される徐数の調整はあるものの、株価の高い銘柄が加わり、低い銘柄が除外されることで、最高値更新が早まる可能性もあるとみています。
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