アメリカ世論調査はあてにならない?
2020年8月13日(木)Newsモーニングサテライト
米国みずほ証券 兼松渉さん
アメリカ世論調査はあてにならない?
2016年の大統領選挙では世論調査の結果に反し、トランプ大統領が勝利を収めました。トランプ氏はサイレントマジョリティー、物言わぬ多数派といわれる隠れ支持者を多く抱えているとされ、これらは世論調査に応じない、もしくはトランプ支持を隠そうとする傾向にあります。例えば、激戦州のペンシルベニア州ではバイデン氏の支持率がトランプ大統領を上回るとの世論調査がある一方で、7月半ばに発表されたモンマス大学の調査では、あなたの身の回りに隠れ、あなたの身の回りに隠れトランプ支持者はいるかとの問いに対して、有権者の6割近くがいると回答しました。新型コロナや人種差別問題で社会の分断が深まり、トランプ支持者であることを言いにくい空気がより強まっています。前回の大統領選よりも隠れトランプ支持者は増えている可能性があり、一般的な世論調査はあまり当てにならないのではと考えています。
ウォール街の批判などで知られるエリザベス・ウォーレン氏が選ばれず、先行き不透明感が後退したという意味では強気材料だとみています。ハリス氏は既に有力候補とされていたうえ、また、大統領候補としても名乗り出ていたため、投資家の間ではそれほどサプライズ感はないと考えています。
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