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FOMC後の米株下落の背景

2020年9月23日(水)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん

FOMC後の米株下落の背景
9月のFOMCの内容は市場の期待通りでしたが、連銀の打つ手に限りがあることを市場に見透かされた感があります。8月のラリーですでにセロ金利の超長期化を織り込んでおり、株価の上昇材料とはなりませんでした。また、オプション取引の急増や大型IPO銘柄が初日の取引で2倍以上上昇するなどやや過熱気味だったことも調整の伏線といえそうです。
ヨーロッパの一部でコロナの感染再拡大による外出制限が出たほか、アメリカではギンズバーグ最高裁判事が亡くなり、後任人事をめぐる与野党の駆け引きにより、追加救済策が遅れるとの警戒感が広がりました。ただ、ほかにも悪材料が相次ぐ中、全面安ではなく、前週大きく下げたIT株などには押し目買いが入っています。大統領選に向けて不透明感が高まり、今後も不安定な相場が続きそうですが、GAAFなど突出した成長力を持つ企業は買い戻されるとみています。

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