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アメリカ最高裁人事 市場への影響

2020年9月25日(金)Newsモーニングサテライト

SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大関千尋さん

アメリカ最高裁人事 市場への影響
最高裁判事は人工妊娠中絶や銃規制など保守派とリベラル派で意見が分かれるテーマの司法判断に影響力を持っています。リベラル派のギンズバーグ氏の後任が保守派となれば、判事は保守派が6人、リベラル派が3人となり、一層保守派が優位となります。最高裁判事は終身制のため、今後、長期にわたって保守派が支配する流れが固まります。トランプ大統領はすでに二人の保守派判事を送り込んでいます。さらに一人を送り込めば、トランプ氏と距離を置く保守派の有権者の支持獲得につながる可能性があります。
保守派の判事が任命されれば、オバマケア、医療保険制度改革法の合憲性の11月の審理において、違憲との判断が多数派を占める可能性が出てきます。オバマケアの下で、アメリカの医療関連支出は大幅に拡大してきたため、週初の取引ではヘルスケア株が売り込まれました。また、議会が追加経済対策をめぐる協議よりも後任人事承認に向けた手続きを優先した場合には、大統領選前に経済対策が成立する見通しが一段と後退し、株式市場全体にとっても懸念材料となりそうです。

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