株価下落は健全な調整
2020年9月10日(木)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
株価下落は健全な調整
上昇ペースが速すぎたので、調整はむしろ健全だと思います。8月相場の主役はアップルとテスラでした。株式分割を材料に買いが膨らみ、8月にアップルは21%、テスラは74%上昇しています。一定期間後にあらかじめ決めた価格で買う権利であるコールオプション取引が急増したことも一因でした。ただ、株式が分割されても企業価値が変わるわけではないので、個別の悪材料をきっかけに行き過ぎた期待が修正されたとみています。
一般的に健全な調整というと7%から10%のイメージです。ただ、コロナ危機の最中の今の相場には大きく3つの特徴があると考えます。一つは3月の安値から7割以上上昇していたこと。二つ目は株価の上昇がFAANG銘柄に集中していたこと。そして、三つめは新たに市場に入ってきた投機マネーがオプション取引を駆使して、その影響が予想できないことです。ただ、これらIT主力株の長期成長シナリオは盤石ですので、早晩、ファンダメンタルズで動く相場に戻るとみています。
« 中国流のライブコマースが日本でも胎動 | トップページ | 琵琶湖が呼吸不全に陥っている »
「Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事
- アルコール飲料に新たな動き(2022.10.07)
- アメリカ小売決算の注目点は?(2022.10.06)
- アメリカ株価上昇の背景は?(2022.10.05)
- アメリカ中間選挙 市場の影響は(2022.10.04)
- アメリカ金融大手 決算見通し(2022.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント