EPS復調のめどは?
2020年9月3日(木)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん
高水準のPERどう見る?
S&P500指数は3月の安値からおよそ6割上昇し、その間、予想PERは13倍から22倍へと7割近く拡張しました。株価上昇のほとんどがPERの拡張によってもたらされたということです。PER22倍は過去の分析上、現在の低金利環境であれば、許容される水準です。ただ、裏を返せば、これ以上のPERの拡張は望みにくいともいえ、ここからの株価上昇にはEPS、1株当たり利益の上昇が不可欠です。
EPS復調のめどは?
EPSは全体として5月半ばから緩やかに上向いており、経済活動再開を追い風に、このトレンドは続くと考えています。特にITやヘルスケアセクターのEPSはすでに昨年末の水準を上回っています。その一方で、回復が鈍いバリュー株のようにEPSの復調にはセクター間で差があります。現在の相場は多数の不透明材料に覆われており、VIX指数が上昇傾向にあるなど、市場参加者には迷いが感じられます。だからこそ、EPSの回復が鈍いセクターを避け、回復が顕著なセクターが選ばれるトレンドが今後さらに強まると予想しています。
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