アメリカ決算本格化 高まる期待
2020年10月14日(水)Newsモーニングサテライト
野村グループ 草田裕紀さん
アメリカ決算本格化 高まる期待
7-9月期の決算では貸倒引当金の積み増し額が著しく減少し、商業銀行部門の業績が寄与しました。トレーディング銀行部門の業績も概ね良好で、よいスタートといえそうです。一方、純金利収入が市場予想を下回っており、低金利環境下での収益性低下がやや嫌気されている側面もありそうです。
ファクトセットの9月末時点の集計では7-9月期のS&P500企業の1株当たり利益は前の年と比べて21%減少する見通しとなっています。この予想は一般消費財サービス、エネルギー、金融セクターなどを中心に先月までに少しずつ上方修正されており、7-9月の間に4.1%程度上方修正されました。小幅ながらも上方修正された金融セクターの決算がコンセンサス予想を超えてきていることなどからマーケット参加者の間では楽観的な見方が維持されています。
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