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半導体 大型買収の背景は?

2020年10月16日(金)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん

半導体 大型買収の背景は?
200億ドルを超える買収は2018年と19年に1件もありませんでしたが、今年はAMDによるザイリンクスの買収観測を含めると3件も出ています。テレワークの普及はクラウド化の加速がデータセンターの活況やこれまで重石だったパソコンやタブレット販売の復調をもたらし、業界全体の先行きの見通しがよくなったことが背景にあると考えられます。
先行きを見るうえで、二つの企業の動きが参考になります。半導体設計支援ソフト最大手のシノプシスと半導体受託製造最大手のTSMCです。半導体業界は設計と製造に専門が分かれますが、設計にはシノプシスのソフトが必要で、製造についてはTSMCのようなファンドリーガ受託することが一般的です。よって、両社の業績は半導体の設計、製造の先行指標といえるということです。両者ともに足元の売り上げが過去最高となっていることから、半導体業界は良好なトレンドが続くと考える理由です。

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