ネット広告回復の背景は?
2020年10月22日(木)Newsモーニングサテライト
米国みずほ証券 兼松渉さん
スナップ決算の注目点は?
前日引け後に発表された決算の中身が好感され、スナップの株価は28%ほど上昇して取引を終えました。これを受けて、7-9月期の決算に対する期待感が広がり、フェイスブックやツイッターなど、その他のSNS大手の株価もつれ高となりました。
新型コロナの影響が懸念されていた中で、広告収入が大きく伸びたことなんですね。スナップの決算を受けて、インターネット広告市場全体の需要が予想以上に早く回復しているのではとの期待が広がっています。ある調査によると、企業のグーグルに対する広告支出は6月以降、増加トレンドを維持しており、9月には新型コロナの拡大する前の水準に近づいてきています。
ネット広告回復の背景は?
新型コロナの最悪期には生活必需品など単価が低いものの広告が増えましたが、現在は電気製品など単価の高いものの広告需要が回復してきています。また、旅行などの広告に代わって、日曜大工関連の広告が増えるなど、広告がウィズコロナの時代にシフトしている側面もあります。こうした傾向はグーグルだけではなく、フェイスブックやツイッターなど広告収入への依存度が高い企業の業績を占う上でよいヒントになると考えています。
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