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コロナの映画業界への影響

2020年10月15日(木)Newsモーニングサテライト

SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大塚祐貴さん

コロナの映画業界への影響
今週、アメリカの映画館チェーン最大手であるAMCエンターテイメントはすでに全米で8割以上の映画館が営業を再開したものの、座席数の制限措置や一部新作映画の公開停止によって観客動員数が前の年からおよそ85%減少していると明らかにしました。株価は年初と比べ大きく下げており、AMCは現在の状況が続けば、年末にはキャッシュがほぼ枯渇する可能性があると言及していて危機的な状況です。
こうした中、ウォルトディズニーは今週、去年開始した動画配信サービス、ディズニープラスを軸に事業を再編し、より重点を置く計画を発表しました。既に新作映画をディズニープラス上で有料配信し始めていて、これが功を奏していることが示唆されます。ディズニーの時価総額は足元、ネットフリックスとほぼ同じ水準で推移しています。ディズニーの動画配信事業がネットフリックスの成長を上回るか注目ですが、その一方、映画館の客足回復はさらに遠のくことになりそうです。

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