アマゾン・ファーマシーの衝撃
2020年11月19日(木)Newsモーニングサテライト
米国みずほ証券 兼松渉さん
アマゾン・ファーマシーの衝撃
医薬品の価格が高いアメリカにおいてアマゾンならではスケールメリットを生かした割安な価格設定が期待されています。中でも年間119ドルを支払うプライム会員にはさらなる割引があるほか、注文から2日で薬を配達するサービスも開始されます。新型コロナをきっかけに高齢者がオンラインショッピングを始めるケースも増えているため、処方薬の販売によりヘルスケアニーズの多い高齢者をアマゾンのプライム会員に取り込む狙いもあると考えています。
アマゾン側は患者のデータを小売り部門とは分けて管理する方針を明らかにしています。また、利用者の動きとしては一度プライム会員となったら、年会費の元を取りたいとの考えもあり、処方薬だけではなく、書籍や日用品、音楽や映画と幅広くアマゾンで購入することが見込まれます。小売業界の形を大きく変えたアマゾン、今後はアメリカのヘルスケア業界も変えていく可能性があると考えています。
« 改ざんされたデータが証拠とされてしまうリスク | トップページ | 心因性視覚障害が小児を中心に増えている »
「Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事
- アルコール飲料に新たな動き(2022.10.07)
- アメリカ小売決算の注目点は?(2022.10.06)
- アメリカ株価上昇の背景は?(2022.10.05)
- アメリカ中間選挙 市場の影響は(2022.10.04)
- アメリカ金融大手 決算見通し(2022.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント