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アメリカ年末商戦の見通し

2020年11月25日(水)Newsモーニングサテライト

岡三証券NY 𠮷田拡司さん

アメリカ年末商戦の見通し
先週、好決算を発表したウォルマートやターゲットに続き、本日はベストバイが予想を上回る決算を発表しました。多くの小売り大手の業績はコロナ禍でも好調です。7月末には政府による失業給付金の上乗せ措置が失効しましたが、個人所得は依然として前の年を上回る水準で推移して消費を下支えしています。雇用が緩やかな回復を続けていることや株式や住宅といった資産価格の上昇も寄与しているようです。
全米小売業協会は23日、年末商戦の売上高が前の年と比べ、最大で5%余り増えるとの見通しを発表しました。これまでは大統領選をめぐる不透明感やコロナの感染再拡大が市場心理の重石となっていましたが、足もとではワクチンへの期待などで先行きへの不透明感がやや後退していることも追い風となりそうです。旅行や外食などでの消費は減る一方、モノの消費は一段と活発になるとみられていますが、来年以降ワクチンが普及し、正常化に向かう際はモノ消費の反動減に注意が必要です。

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