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アメリカSEC人事どうなる?

2020年11月20日(金)Newsモーニングサテライト

SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大塚祐貴さん

アメリカSEC人事どうなる?
トランプ大統領が指名した現職のクレイトンSEC委員長は来年6月までの任期を待たず、今年年末までに退任します。バイデン氏が1月に大統領に就任すれば、早々にもバイデン氏が指名するSEC委員長が誕生する可能性があります。クレイトン委員長はこれまで様々な規制緩和を進めてきましたが、トップの交代でこの動きが逆転し、相場には逆風となる可能性があります。
その一方、プラスとなり得る面もあります。クレイトン氏は個人投資家が非公開株ファンドへ出資しやすくするとしており、昨年の非公開市場における資金調達額は2.7兆ドルと公開市場の1.2兆ドルを大幅に上回る規模となっています。新たなSEC委員長が非公開市場への出資を規制すれば、上場株など公開市場への資金流入拡大につながる可能性があります。また、企業に対してはESG、環境、社会、ガバナンスへの取り組みについて情報開示を強く求める可能性が高く、投資家としてはどの企業がESGに力を入れているのかわかりやすくなりそうです。

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