期待高まるmRNAワクチン
2020年12月9日(水)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
期待高まるmRNAワクチン
ファイザー、ビヨンテック連合やモデルナのワクチンはウィルスの遺伝情報がコピーされたメッセンジャーRNAを投与する全く新しいタイプのものです。このメッセンジャーRNAが体内で新型コロナのたんぱく質を作り出すことにより、免疫反応を引き出します。従来のワクチンはウィルスを大量に培養したうえで、感染しないように不活性化するなど量産には時間がかかりましたが、メッセンジャーRNAワクチンはウィルス自体を使わないので、開発や生産がシンプルでスピーディに進められるとのことです。
ファイザーもモデルナも臨床試験では90%を超える予防効果が示されたと発表しています。しかし、効果がどれほど持続するのか、インフルエンザのように毎年受ける必要があるのかなどわかっていないことも多くあります。ただ、遺伝子解析によるアプローチであれば、変異種が出ても対応できると考えます。平常時ではこうした革新的技術は大規模な臨床試験が難しく、ファイナンスが続かないケースもありますが、パンデミックが科学の進歩を後押ししたといえそうです。
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