半導体株の見通し
2020年12月2日(水)Newsモーニングサテライト
米国みずほ証券 川尻賢弥さん
半導体株の見通し
半導体の業界団体であるWSTS、世界半導体市場統計は1日、新型コロナでデータセンター向け需要が拡大していることを背景に来年の市場規模が2020年から8.4%増え、過去最大になるとの予想を発表しました。また、半導体メモリー大手、マイクロン・テクノロジーは1日、足元の四半期の業績見通しを上方修正しました。これまでは米中摩擦を背景に軟調な見通しを示していましたが、足元の需要は堅調のようです。発表を受け、マイクロンの株価は20年ぶりの高値圏まで上昇しましたが、半導体株全体の上昇と比べれば、比較的割安感があり注目しています。
米国みずほ証券ではフェイスブックやマイクロソフトなどの大手が来年1-3月期に設備投資を拡大することで、大規模なデータセンターを運営するクラウド企業からの半導体需要が高まるとみています。コロナの再拡大の影響やバイデン氏の米中摩擦の対応方針など不透明感はありますが、データセンター向けにプロセッサーを手掛けるAMDやインテルなどが恩恵を受ける構図が継続しそうです。
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