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FOMC見通しは?

2020年12月15日(火)Newsモーニングサテライト

野村グループ 山腰健太郎さん

FOMC見通しは?
ワクチン開発に伴う経済正常化への期待からFRBは2021年に経済見通しについて前向きな見方を強める可能性が高く、従来の政策に大幅な変更はないと考えています。しかし、新型コロナの再拡大で足元の雇用関連の指標に悪化の兆しが見られるうえ、追加の経済支援の成立も不透明のことから、直ちに緩和の追加が必要との判断する可能性もあります。
前回会合の議事録では追加の緩和の実施については明確化されておらず、今回は買い入れ期間の延長、をもしくは資産購入の調整にとどめるとみています。FRBが現在、今後数カ月、少なくとも現在のペースで国債を購入するとしていますが、これをより長期間、あるいは数値条件を示す文言に変更する可能性があります。また、資産構成を調整する方法としてより長期の国債を購入するシグナルを送る可能性があります。今後、長期金利の下押し材料となり、株式市場にとってはプラスになります。

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