アメリカ中小型株の上昇続く?
2020年12月3日(木)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大塚祐貴さん
アメリカ中小型株の上昇続く?
11月に新型コロナワクチンへの期待が一段と高まったことなどで大型株だけではなく、出遅れていた中小型株にも投資資金が回り始めています。中小企業は新型コロナの打撃が大きかったこともあり、中小型株で構成される指数、ラッセル2000のパフォーマンスはS&P500を下回っていますが、11月には18.3%の上昇を記録、月間の上昇率としては1984年の算出開始以来最大となりました。
ラッセル2000の構成銘柄をバリュー株とグロース株に分けるとグロースは3月のコロナショック分を取り戻し、さらに上昇しているのに比べ、バリューは出遅れていて、年初来リターンは依然マイナスです。中小型バリューは金融や資本財を中心に景気敏感セクターが7割近くを占めており、景気回復が遅れるとの懸念がくすぶっているようです。来年に向けてアメリカの景気回復が本格化すれば、中小型のバリュー株が上昇し、ラッセル2000を押し上げる可能性があります。
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