民主党政権でアメリカ金融株は?
2021年1月8日(金)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん
民主党政権でアメリカ金融株は?
去年、金融機関の業績を牽引した株式、債券の引き受けやトレーディングの夜収入はマーケットの活況を背景に今年も好調さが期待されています。さらに足元で貸倒引当金の積み増しは一服しました。FRBによるストレステストで財務の健全性にお墨付きをもらい、自社株買いの再開が承認されたこともポジティブです。そして、民主党が上下両院で過半数を獲得するブルーウェーブで長期金利が上昇し始めたことで、金利収入の低迷懸念も和らぎました。
民主党は金融機関にリスクの高い取引を禁じるボルカールールの強化など金融規制の強化を主張しており、規制当局トップの人事は注意が必要です。一方で大規模な経済対策成立への期待は景気敏感株への物色につながり、割安感の強い金融株は特に注目が集まりやすいとみています。新たなCEOの元、改革が期待されるシティグループ、マレーシアでの投資運用をめぐるスキャンダルの影響で株価が割安の放置されているゴールドマンサックスなどの買い戻しが強まると予想しています。
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