アメリカ自動車市場に明るい兆し?
2021年1月7日(木)Newsモーニングサテライト
米国みずほ証券 兼松渉さん
アメリカ自動車市場に明るい兆し?
調査会社のIHSマークイットは今年2021年のアメリカの自動車販売台数が2020年から10%増加すると予測しています。人々が郊外に引っ越す動きや公共の交通手段を避ける動き、そしてガソリン価格が依然として低水準にあることなどが自動車需要の追い風となっています。例えば、GMゼネラルモーターズのアメリカでの新車販売は2020年、通期で11.8%減少しました。しかし、年後半にかけては盛り返し、10-12月は前の年から4.8%増加、大型SUVやピックアップトラックが牽引役となり、第4四半期としては2007年以来では最高となりました。
GMは大型の電動ピックアップトラックの開発に取り組んでいるとされ、来週開かれる世界最大の家電と技術の見本市、CESではまさに電動化されたピックアップトラックなどが発表される見通しです。最近話題のテスラが手掛けるEVはスポーツセダンやSUVが中心ですが、北米では大型ピックアップトラックの需要が非常に強く、そういった市場を得意とするGMによる今後のEVラインナップの強化に期待しています。
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