ヘルスケアに商機か
2021年2月26日(金)Newsモーニングサテライト
野村グループ 草田裕紀さん
金利上昇続くか?
ここのところ金利上昇スピードが速い中でも株価は最高値圏で推移していました。金利が上がっても株価が調整しないのであれば、市場の考えよりも早くFRBが金融引き締めに関するメッセージを発する可能性があるという見方が一部の投資家に広がり、テーパリングへの警戒感から金利が上昇しています。金利が水準を切り上げ、債券価格の下落基調が続く中ではその値動きが落ち着くまで、債券の購入を控えたいといった投資家もいるため、金利水準の調整、つまり足元の上昇傾向は継続する可能性があります。
ヘルスケアに商機か
金利上昇局面ではPER、株価収益率の高い銘柄ほど売られやすい傾向がありますが、S&P500のPERがコロナ前に比べ4ポイントほど上昇しているのに対し、S&P500ヘルスケアセクターのPERはワクチン以外では在宅関連銘柄のようなころ中での大きな特需がなかったこともあり、ほぼ横ばいで推移しています。PERが低いヘルスケア銘柄、特に大手医薬品メーカーは金利上昇局面では相対的に底堅い傾向があります。今後は先延ばしにされているコロナ以外の治療など需要増加が期待できることもあり、大きく下げた局面では押し目買いで臨みたいところです。
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