アメリカ エネルギー株出遅れの背景
2021年2月17日(水)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大塚祐貴さん
アメリカ エネルギー株出遅れの背景
ワクチンの接種ペースが加速していることや追加経済対策による景気回復期待などからWTI、ニューヨーク原油先物価格は1バレル60ドル台を回復し、新型コロナが深刻化する前の水準に戻りました。それに対して、エネルギーセクターには依然として出遅れ感があります。バイデン政権がシェールオイル採掘の規制を強化する懸念があるほか、地球温暖化などに配慮する企業へ投資するESG投資の拡大で、石油関連株が一部の投資家から敬遠されていることが出遅れの背景とみられます。
もしシェールオイル採掘の規制が一段と強化されれば、シェール開発を専門とする企業には逆風です。一方、規制によってアメリカ国内の原油生産が縮小し、供給が制限されれば、世界的な よる需要の増加期待と相まって、原油価格はさらに上昇する可能性があります。アメリカ国外で大きく事業を展開するシェブロン、エクソンモービル、シュルンベルジェのような石油大手にとっては原油価格の上昇と世界的な原油需要の増加がプラスに働くため、これらの銘柄を中心に見直される可能性がありそうです。
« 電動自転車、高齢者ご用心 転倒の5割 | トップページ | 中小M&A 損保が安全網 »
「Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事
- アルコール飲料に新たな動き(2022.10.07)
- アメリカ小売決算の注目点は?(2022.10.06)
- アメリカ株価上昇の背景は?(2022.10.05)
- アメリカ中間選挙 市場の影響は(2022.10.04)
- アメリカ金融大手 決算見通し(2022.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント