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半導体業界の先行きは

2021年3月5日(金)Newsモーニングサテライト

米国みずほ証券 川尻賢弥さん

半導体業界の先行きは
半導体メモリーは在宅勤務普及などを背景に需要が旺盛な一方、供給が追い付かず、一部価格が上昇しつつあります。半導体大手マイクロン・テクノロジーは3日、20年12月から21年2月期の業績見通しを上方修正しました。特にパソコンのデータを一時保存などに使われるDRAMと呼ばれるメモリーについて、少なくとも今年1年は業界全体で需給がひっ迫する状態が続くとの見方を示しています。
バイデン大統領は先週、半導体の生産を加速させるため、370億ドルを支援する方針を表明しました。アメリカで工場の新設を表明している半導体受託大手TSMCや韓国のサムスン電子などがこの補助を受ける可能性があります。新たな工場ができれば、半導体製造装置の需要も高まるため、業界全体に恩恵が及びそうです。半導体業界は一般に中期的な好況、不況を繰り返すことで知られていますが、政府による支援があれば、企業はより持続的に設備投資を行うことができます。自動運転など半導体用途の広がりも追い風に長期的な成長が期待できそうです。

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