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グロース株の先行きは?

2021年3月31日(水)Newsモーニングサテライト

ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん

1-3月期の振り返り
最も大きなイベントは長期金利の急上昇だったと思います。10年物国債利回りは去年年末時点では0.9%台でしたが、足もとではほぼ倍の1.7%台で取引されています。もちろんコロナが収束に向かえば、景気の回復とともに長期金利が上昇することは予想されていたことです。しかし、有効なワクチンが次々と開発、承認され、ここまで早く接種が進んでいること。また、追加経済対策が1.9兆ドルの規模で成立したことも予想を上回るイベントで、長期金利の急上昇につながりました。

グロース株の先行きは?
バリュー株とグロース株の動きを比較すると、去年11月、ファイザーが開発中のワクチンが高い有効性を示した、治験結果を公表したことをきっかけに、バリュー株のパフォーマンスの堅調さが目立つようになり、また、2月以降、長期金利が大きく上昇したことで一段と差が開きました。足元では大型のインフラ投資計画が検討されているため、いちだんとバリュー株が優位な展開が続く可能性があります。しかし、歴史的に低金利下でバリュー株優位が長続きするものではありません。今後、次第にバリュー株からグロース株に資金がシフトし、年後半にかけては調整を終えたグロース株が相場をリードしていく展開を予想しています。

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