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FOMCの見通し

2021年2月18日(木)Newsモーニングサテライト

野村グループ 山腰健太郎さん

FOMCの見通し
一部ではツイストオペを期待する声もありますが、FRB理事は現在の金利水準を景気の回復期待を背景とした良い上昇と容認しており、現在の金利水準でツイストオペを実行する可能性は低いと思います。また、銀行の補完的レバレッジ比率、SLRに関する規制緩和の延長について注目が集まっています。リーマンショックの後にFRBは資産規模に応じて一定比率以上の資本を銀行に指示していました。FRBは新型コロナによる貸し渋りを防ぐため、この規制を緩和し、国債が自己資本比率の算出から除外されていました。
今回のFOMCでSLRの今後の方針が発表される可能性は低いですが、規制緩和の延長が承認されれば、金利は低下、延長が承認されなければ、金利の上昇要因になると思っています。今回のFOMCでは雇用や物価の目標に程遠いという判断から、FRBの方針に大幅な変更はないと考えています。テーパリングの時期は2022年1-3月、利上げの時期については2023年7月以降を想定しています。FRBが出口変化の時期について難しい判断が求められています。

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