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4月相場をどう見る?

2021年4月2日(金)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん

4月相場をどう見る?
資金の逃避先として選好されやすいMMF、マネーマーケットファンドの残高の推移は、足元では4.4兆ドル積み上がったままとなっています。1週間ごとの資金の動きを見ると、相場の先行き不透明感がやや高まったことで、3月18日から24日の資金の流入額は621億ドルと急増、グロース株などの利益を確定し、いったん退避させる動きが強まったことが大きく影響しているとみられます。一人最大1400ドルの給付金の支給が始まったことも急増の一因とみています。給付金の多くが株式購入に充てられる可能性があるものの、今はまだ待機資金として眠っています。市場はファンダメンタルズを評価する正常な状態に戻れば、こうした待機資金が株式市場に徐々に流入し始めるとみています。
3月は月後半にかけて特殊な需給要因が重なりました。例えば、四半期末に伴う機関投資家のリバランス、すなわち持ち高調整です。株式を売って、債券を買うというフローが増えることが意識された結果、機関投資家の保有が多い優良株の方が下がりやすくなり、株式相場が下落した際にブレーキの役割を果たすファンダメンタルズが効かなくなってしまいました。そのタイミングでアルケゴス問題が露呈、市場の目線はさらにそれてしまいました。しかし、4月には決算発表が本格化します。S&P500企業の1-3月期の増益率予想はプラス23.9%で、およそ2年半ぶりの高い伸びが期待されています。全面的な好業績を受け、市場はファンダメンタルズを再評価する可能性が高いでしょう。中でも業績の前年比ハードルが下がっていないにもかかわらず、高い伸びが予想されているITやヘルスケアセクターに注目しています。

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