半導体株上昇 背景と展望
2021年4月6日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
半導体株上昇 背景と展望
先週発表されたバイデン政権のインフラ投資計画ではアメリカ国内の製造業強化のため、5800億ドルが充てられます。半導体の国内生産を後押しする計画も発表され、半導体装置メーカーを中心に株価は堅調です。アメリカではこれまで製造拠点をアジアに移すことで、コストを削減し、利益を伸ばす経営戦略が主流だったため、カリフォルニア州のシリコンバレーはファブレス、つまり自社工場を持たない企業ばかりとなりました。ところが現在は中国にIT覇権を奪われるという危機感から、半導体やEVの生産拠点を国内に戻すという動きが広がっており、今後はテキサス州とアリゾナ州が第2のシリコンバレーになると注目されています。
今後、AI、人工知能がさらに普及する中で、AIに使われる半導体は情報処理の量やスピードなどにおいてより高度な性能が求められます。半導体の開発も従来の微細化技術には限界があるとの指摘があり、新たな設計や素材の登場など技術面で大きな変革期を迎えることになりそうです。半導体製造装置メーカーを取り巻く環境は製作権、国内回帰、技術刷新の動きを背景に今後5年から10年で大きく変わりそうです。
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