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機関投資家はテクノロジー離れか

2021年5月20日(木)Newsモーニングサテライト

ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん

機関投資家はテクノロジー離れか
大手機関投資家の3月末時点の株式保有状況が証券取引委員会に提出されました。全体として言えるのは去年年末と比べて、テクノロジー株の保有を減らすこう傾向が目立ったということです。また、18日に公表されたバンクオブアメリカの世界のファンドマネジャー調査によると、テクノロジセクターへの投資配分は2003年以降で最低水準となっています。
これまでの上昇率が大きかったというのが要因でしょう。ナスダックは去年3月の安値から2倍近くまで上昇しており、これに伴ってポートフォリオに占めるテクノロジー株の割合を調整する動きがあったと思われます。また、昨年11月にファイザーなどがワクチンの治験で有効性が示されたと発表してからはいわゆる経済再開銘柄に資金を移す動きが活発化したとみられます。ただ、直近では投資家はポートフォリオ調整の域を通り越し、テクノロジー株への投資配分が極端に小さくなっている状況です。
これまでの金融相場によって何でも買われていたような状況はほぼ終わり、現在は業績相場への移行期と考えています。テクノロジーでも業績の良いものと悪いものがあり、一括りにはできないと思います。ただ、先日発表された決算でもテクノロジー企業の大半は大変良好な決算を発表しています。そのような業績の良いテクノロジー企業は年後半にかけて相場のリード役になるとみています。

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