アメリカ 経済再開をデータで確認
2021年5月14日(金)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
アメリカ 経済再開をデータで確認
イギリスのオックスフォード大学が算出する厳格度指数と呼ばれるものは新型コロナ対策としての政府の規制の厳しさを示したものです。旅行制限や学校閉鎖など9つの項目を基に指数化しており、最も厳しい状況を100とします。去年3月初め、コロナの感染が深刻になる前の全米の厳格度指数は11で推移していましたが、最悪期には75まで上昇しました。これが先月にはワクチン接種の進展を背景に56まで低下、ニューヨーク州が飲食店などの収容人数の制限を19日から撤廃するなど経済再開の動きが各地で進んでおり、この夏には厳格度指数が30から40の水準まで低下する見通しです。
4月ごろから指数の低下が一段と進んでいます。ニューヨーク市が先日、7月1日に経済を全面的に再開する方針を発表したように、アメリカでは今、経済再開に向けてアクセルを一気に踏み込んだような状況ですので、需要に供給が追い付かないのも無理はありません。ポストコロナへの移行期間は様々なボトルネックがモノやサービスの価格上昇を引き起こしますが、経済の正常化が進むにつれ解消されていくと思います。半導体不足や求人と求職の比率が一致しない雇用のミスマッチなどは一時的な現象とみられます。インフレもFRBが言うように一過性のものとなる可能性が高く、このところの株式相場の下げは健全な調整とみています。
« ネット中傷 光る「人の目」 言論守りつつAIを補完 | トップページ | 女性の再婚「100日禁止」撤廃 生まれた子、現夫が父 »
「Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事
- アルコール飲料に新たな動き(2022.10.07)
- アメリカ小売決算の注目点は?(2022.10.06)
- アメリカ株価上昇の背景は?(2022.10.05)
- アメリカ中間選挙 市場の影響は(2022.10.04)
- アメリカ金融大手 決算見通し(2022.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント