不動産 今後のポイント
2021年6月10日(木)Newsモーニングサテライト
マキシム・グループ 久野誠太郎さん
不動産セクターに注目
S&P500指数の不動産セクターはこの1カ月で6.8%上昇と全11セクター中で最大の上昇となりました。原油価格の値上がりで堅調に推移したエネルギーや情報技術を大きく上回るパフォーマンスです。不動産は物価の上昇とともに価格が上がるため、インフレに対するヘッジの役割も備えていることや経済再開による需要回復期待が高まっています。
不動産 今後のポイント
住宅と商業用不動産に注目しています。在宅勤務の定着で気候が温暖なフロリダやテキサスなど南部、西部に移住する人が増えており、こうした地域で集合住宅を展開するカムデンプロパティトラストは好業績が見込まれています。また、ショッピングモールなどを手掛けるREIT不動産投資信託会社、サイモンプロパティグループも好調で、先月、REITの収益力を示すFFOという指標について今年通期の見通しを上方修正しました。一方、都心離れが進む中で、オフィス不動産市場は低調です。S&P500に含まれるREITのうちオフィスに特化したREITのパフォーマンスは依然としてコロナ前の水準を上回っていません。また、FRBが国債やMBS住宅ローン担保証券の購入を減らせば、長期金利や住宅ローン金利には上向きの圧力が加わることになり、低金利を追い風に力強く成長してきた住宅市場などへの影響が懸念されますが、急激な上昇とならない限りは影響は限定的で、不動産セクターの成長は継続すると思われます。
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