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アメリカ 金利 株への影響は

2021年6月15日(火)Newsモーニングサテライト

ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん

アメリカ 金利 株への影響は
2月に長期金利が急上昇して、特にナスダックが調整局面に入ったことから、市場の長期金利上昇に対する警戒感は非常に強くなっています。そして、その警戒感は既に行き過ぎの状況に入っていると思います。まず長期金利が株式市場に与えてきた影響をバリュー株とグロース株に分けて見て見ると、バリュー株は長期金利とほぼ同じような動きをしているのに対して、グロース株はしばしば長期金利と反対の動きをしているのがわかります。去年6-7月の長期金利低下時にはグロース株は大きく上昇し、逆に去年9月や今年2月の長期金利上昇時はグロース株は調整局面に入っています。しかし、長期金利は4月以降、頭打ちになっている一方、バリュー株はじわじわ上昇、グロース株はおおむね横ばいとなっています。
株式市場が長期金利の上昇を十分すぎるほど織り込んでいることを意味すると思います。そのため長期金利はむしろ低下傾向にもかかわらず、あたかも上昇しているかのような反応を株式市場は示しています。足元でインフレ率が上昇しているのは確かですけれども、これに気を取られすぎて、株式市場は短期的に間違った反応をしている可能性が高いと思います。7月に入ると4-6月期の決算発表が始まります。去年4-6月期は最悪の状況だったこともあり、各社、前年比で非常に良い決算を出してくると思います。しかし、バリュー株に関してはそうした反動は一時的と見られるため、利食い先行となり、一方でポストコロナでも決算の良いグロース株は見直される展開になると予想しています。

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