マーケット 今後の見通し
2021年6月24日(木)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
マーケット 今後の見通し
今回のFOMCはドットチャートで利上げの前倒しが示唆されたことで、一気にタカ派色が強まったとの見方がありますが、まだまだFRBは緩和的だと見ています。アメリカでは3月まではワクチン接種がいつになるかもわからない状況だったのが、4月と5月で一気に普及し、経済が全面再開しました。この急展開は想定以上のスピードです。超短期間での経済再開で、需給は当然逼迫しますので、金融政策の正常化に向けた準備段階、地ならしに入ったと捉えています。
FRBは市場に対し正常化は慎重に行うというメッセージを伝え、テーパリングの議論開始についても上手に刷り込むことに成功しています。大規模な緩和を長引かせると、あとで急ブレーキを踏むことになりますから、今スタートして段階的に市場に刷り込んでいくことがテーパータントラムを防ぐことが重要です。マーケットは先を読むという言葉通り、株式市場ではすでにテーパリングが意識され、インフレを見込んで買われて来た景気敏感株売り、金利低下を想定したグロース株買いが進んでいました。連銀のプラン通り進んでいる印象です。パウエル議長は先日も予防的な利上げはしないと明言していますので、ここからは金利が安定し、好決算が期待されるIT成長株や利回りを求める動きがから高配当株が選好されると見ています。
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