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アメリカ 企業の設備投資動向

2021年6月2日(水)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん

アメリカ 企業の設備投資動向
1-3月期におけるS&P500構成企業の自社株買い戻し額は1514億ドルで、1年ぶりの高水準となりました。一方で、設備投資額は伸び悩んでいます。時価総額に占める設備投資額の比率は0.48%と過去最低を更新しました。景気の先行きへの不安感が未だに根強いため、企業が攻めよりも守りを重視していることが窺えます。しかし、設備投資の先行指標とされるコア資本財受注は足元で増加の兆しを見せていますし、企業の保有キャッシュは過去最高水準をキープしています。景気の先行き不透明感が薄れ、見通しが改善すれば、設備投資が一気に加速する可能性があるとみています。
企業はコロナを経て、今後備えなければならない二つの課題に直面しています。一点目はデジタル技術で暮らしやビジネスを変革するデジタルトランスフォーメーションの推進です。テレワークやEコマースなど次の危機に備える重要性が極めて高まりました。二点目は業務フローの効率化です。コロナからの回復過程で需要が急増したため、サプライチェーンに多くのトラブルが生じ、製造業や物流での自動化や省人化が急がれています。この二点はコロナ前から少しずつトレンドになり始めていましたが、コロナを経て、中小企業にまで裾野が拡大し、成長スピードも加速したとみています。設備投資拡大の恩恵を受ける銘柄としては顧客基盤の広い企業が有利です。デジタル化においてはEコマース支援サービスで業界トップのショッピファイ、業務フロー効率化ではバーコードスキャナー最大手のゼブラテクノロジーズなどが注目されます。

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