半導体不足 影響いつまで?
2021年6月8日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
半導体不足 影響いつまで?
すでに足元では改善の兆しが見えています。GM ゼネラルモーターズは数か月間操業を停止していた5つの工場を再開するほか、ピックアップトラックを手掛ける2つの工場で生産を拡大すると発表しました。半導体不足は続いていますが、GMは他社より上手く調達を進め、当初第3四半期に調達予定だった半導体を前倒しで確保しています。また、GMは採算性の高いピックアップトラックの生産を優先し、収益の最大化を目指すとしており、2021年12月期通期の調整後利益は会社計画のレンジの上限に達する見通しです。
ワクチン接種が進んでも、郊外への移住や公共交通機関を避ける動きで自動車需要は堅調です。5月のアメリカの新車販売台数は季節調整済みの年率換算で、1700万台でしたが、半導体不足がなければ、1800万台を超えていたでしょう。通常ディーラーは60日分程度の在庫を持ちますが、需給が逼迫する中、足元では23日分しかないとの調査もあります。人気車種は値上げが通り、4月の中古車価格は前の月から10%上昇するなど、極めて売り手が優位な市場です。部品供給の正常化とともに、年後半に向けて自動車業界は数量、価格両面で力強い回復が期待できそうです。
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